旬の味覚 筍をいただきましょう!
筍は、私にとって長年、ドーンと重くて、皮が硬くて、買うところから躊躇してしまい、買って帰っても、どうやって調理したらいいのか分からないし、野菜室に入らないし、鍋に入らないしで、泣きたくなる食材の1つでした。
でもあるとき、苦手意識を捨てて、買ったばかりの筍の皮を適当にはがし、普段使っている鍋に入るくらいに切って、糠を一つかみ入れて、1時間以上茹でたら。。。
今まで食べていたパックの筍と同じ筍とは思えないほど、数十倍の旨みと甘味がありました!!食感もいい!
なんとも大げさではありますが、旬の筍は、時間をかけて茹でてあげると、嫌なアクやエグミもほとんど抜けて、意外に簡単に下処理できて、想像以上に美味しくできあがるのです。
穂先を斜めに切る、皮を数枚はがして、縦に切り込みを入れる。。その手順で行うと、どの程度切ればいいのか、はがせばいいのか迷ってしまうし、筍が丸ごと入る大きな鍋が必要になるので、その時点で面倒になってしまいますよね。
だったら、筍の皮をある程度剥いてしまって、普段の鍋に入るくらいの大きさに切って、もっと気軽に茹でてみましょう~
皮を付けたまま煮る理由は、旨みや風味を残し、白く柔らかく煮るためですが、皮を剥くことで、アクやエグミが抜けて、美味しく食べやすく仕上がります。
皮を剥いても、水から筍の頭が出ないように水を足しながら、ゆっくり煮れば、白く柔らかく、十分美味しく煮ることができます。
栄養面では、筍には、ビタミンB1・B2・C・E・カリウム・食物繊維・カルシウム・チロシンが豊富に含まれます。
美容やデトックスの効果、低カロリーなので、ダイエット食としてもぴったりですよ^^
トップ画像は、筍のペペロンチーノ。
オリーブオイルにニンニクの香りを付け、筍とパプリカを炒めて、塩コショウ・イタリアンハーブミックスをかけて、できあがり!!
筍は、和洋折衷の料理に合うので、茹でておくととっても便利です!
その日に食べきれない分は、たっぷりの水に筍を頭まで漬けて冷蔵庫に入れておきます。
毎日水を取り替えてあげると3日くらいは美味しくいただけますよ。
でも筍のさしみや若竹煮など薄味の料理は、早めにいただいてくださいね!
材料
- たけのこ 1本(よく洗う、底が汚い場合は切り、ブツブツしている箇所も軽く取る)
- ぬか 1つかみ(米のとぎ汁でもO.K.)
つくり方
- 筍の硬い皮をはがし、鍋に入るように切る
- 鍋に筍・ぬかを入れ、水をかぶるくらいに注ぎ、中火にかける
※沸騰したときに吹きこぼれやすいので、蓋を半分ずらしておく - 沸騰したら弱火にして、1時間前後ゆっくり煮る
- 串で刺してみて、スーっと通ったら火を止め、鍋の中で冷ます
- 冷えたら筍を水洗いして、残っている皮を削ぎ落として、できあがり!!
※すぐに調理しない場合は、たっぷりの水に漬けて、水を毎日替え、冷蔵庫で保存